こんにちはー、もちぽよですฅ^•ﻌ•^ฅ
今回は、FXをやるうえでとても重要な「マルチタイムフレーム(MTF)」について
初心者のひとでもわかるように解説していきます!
マルチタイムフレーム分析(MTF分析)とは
簡単に言うと、
色々な時間足を見て今の相場の「状況」や「流れ」を把握して エントリーポイントやタイミングを探っていく分析方法・・・
です。
初心者の方はわりと、「5分足なら5分足だけ」「1分足なら1分足だけ」という感じで
ひとつの時間足だけを見てトレードしていることが多いのではないかと思います!
もしそれで上手くいっていれば問題ないと思いますが、
上手くいっていないのであれば、そのやり方は見直した方が良いでしょう。
具体的には、
1分足でエントリーするとしても、1時間足も一緒に見て、
大きな流れや状況、細かいタイミングを把握する
1時間足でエントリーするとしても、4時間足や日足、その下の15分足なども見て、
大きな流れや状況、細かいタイミングを把握する
といったイメージになります。
よくこう例えるのですが、
マルチタイムフレームでチャートを見るということは、
初めて訪れた土地で目的地がある場合・・・
身の回りだけを見て闇雲に歩き回って目指すより スマホの地図アプリで、現在地を上空の図から見つつ目的地を目指した方が 早く正確に目的地にたどり着くのと似ている感じですね。
ことわざで言うと、トレードがなかなか上手くいかない時は
「木を見て森を見ず」の状態ってことです|д゚)
では実際のチャートで説明していきます。
マルチタイムフレーム(MTF)のチャート例
下記から使用するチャートは「MT4」のチャートになります。
こちらの口座を開設することでも無料で使用できます!
単体の時間足チャート
まずはマルチタイムフレーム(MTF)ではなく、単体の時間足チャート(1分足)です。
ここにボリンジャーバンドや一目均衡表、オシレーター系のインジケーターを入れたりするのが一般的ですね。
ただ、単体の時間足だと、過去のチャート状況がほとんど把握できず、
また、上位足のトレンドの状況も把握できないので、大怪我をする可能性が高まります。
下記からがマルチタイムフレームで見ていくチャートの例になります。
5分足+15分足+1時間足
これはポンド円を「5分足」「15分足」「1時間足」で見ている状態です!
このチャートの場面では、「1時間足=上昇トレンド」「15分足=上昇トレンド」
といった状況になっているので、5分足も上昇トレンドの状態になれば積極的に押し目買い(上昇トレンド中の調整時に買う)をしていくと、利益を狙いやすくなるイメージになります。
どちらかと言うと、トレンドフォローでスキャルピング~デイトレードをしていく形になります。
15分足、4時間足、日足
ちょいと見方がむずかしいかもしれませんが、
ポンド円を「15分足」「4時間足」「日足」で見ている状態です!
このチャートの場面では、 「日足=下降トレンド」 「4時間足=下降トレンド」 「15分足=下降トレンドに転換してきた」
といった状況です。また、下降トレンド中の4時間足で調整が起こって戻り目をつけた状態なので、その後は下降していく可能性が高いと考えることができます。
なので、そのあとに下位足の15分足も下降トレンドになれば、積極的に戻り売り(下降トレンド中の調整時に売る)をしていくと、利益を狙いやすいといったイメージになります。
どちらかと言うと、トレンドフォローでデイトレードをしていく形になります。
ゲイスキャFXチャート(1分足+1時間足)
これは、私が使用しているゲイスキャFXのチャートになります。
オージードルを「1分足」「1時間足」で見ている状態です!
このチャートの場面では、 「1時間足=下降トレンド」 「1分足=下降トレンド」
といった状況です。
スキャルピングメインの手法ですが、
小~中くらいの値幅(pips)を、わりとゆったり狙っていくイメージになります。
「スキャルピング=忙しい、数秒の戦い、反射神経が・・・」というイメージがよくありますが、固定概念に過ぎません。
マルチタイムフレーム(MTF)の考え方をチャートに取り入れるだけで、スキャルピングひとつとってもトレード方法や利益の狙いやすさはガラッと変わります。
この章のまとめ
こんな感じで、チャートを上位足(広い視点)から見ると、
最終的にエントリーしようとしているポイントはどういう位置にいるんだろうっていうのがわかりやすくなります。
1分足がアゲアゲ↑でまだ上昇しそうに見えても、
1時間足や4時間足を見ると、天井になる可能性が高いポイント(高値/安値/節目)だったり、ダイバージェンスが発生してきていて一旦大きな調整が入りやすかったりするので、
そこもチェックしながらトレードをしていくことで大きな損失を防げる可能性がグーンと上がり、逆にエントリーチャンスの根拠になることもあります。
相場は「フラクタル構造」
※画像の参照(https://analytics-notty.tech/fractal-structure-of-romanesco-vegetable/)
マルチタイムフレーム(MTF)の根本的な考え方として、こんな感じで、チャートというのは、フラクタル構造で見ることができます。
簡単に例えると、マトリョーシカみたいな感じですね!
これは一例ですが、「1時間足の一つの山」を細かく虫眼鏡で見るように下位足に落としていくと、5分足ではダブルトップ、1分足ではトリプルトップになってる・・・とかってこともあります。
なので、よくトレーダーの方に大人気の「チャートパターン」も、
一つの時間足だけで見ていると上手く活用できなかったりするので注意が必要です。
トレンドフォローにしても、逆張りにしても、チャートパターンにしても、
上下の時間足を見て状況の確認と、根拠を探す作業をすることによって、エントリーの精度は上がると感じます。
フラクタル構造のチャート例
今回は「15分足」と「4時間足」を同時に見てみます。
また、チャートを波線で見るようにすると押し目や戻りをつけたポイントが分かりやすいので、「Zigzag」というインジケーターを適用したチャートにします。
白色の波線=15分足の波(値動き) 黄色の波線=4時間足の波(値動き)
つまり、「日足の波の中」には4時間足の波があり、「4時間足の波の中」にも1時間足や15分足といった下位足の波があるという、まさにマトリョーシカみたいな感じでチャートを見ているイメージです。
では、このチャートを見たときに何を考えるでしょうか(*´ω`)
4時間足は下降トレンドになっているのが、EMA(指数平滑移動平均線)を見ることで把握できます。
15分足の黄色い点線の部分は、4時間足の下降トレンド中に戻り目をつけたポイントになっています。
もしこの後、15分足でトレードをしていくとしたらどんな戦略がかんがえられるでしょうか・・・
ざっくりですが、こんな感じです。
もちろん正解はありませんが、4時間足が下降トレンド中に戻り目をつけた形になったということは、これから上がるというよりも下がる可能性が高いと考えられます。
実際その後に下がっていき、下位足の15分足が上昇トレンドから下降トレンドに転換したので、15分足で狙っていくと有利なのは「戻り売り」という考え方ができると、よりエントリーの精度は上がっていくでしょう。
また、こちらの記事も参考にしてみてください。
マルチタイムフレーム(MTF)の考え方とつながっています。
⇒常に上下の時間足を意識しておくとエントリーの精度が上がりやすい
⇒スキャルピングをするにしても上位足のトレンドを把握しておく
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使用しているサインツールと手法
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